2015年9月19日(土)~2016年2月28日(日)、
箱根 彫刻の森美術館で、『淺井裕介 -絵の種 土の旅』展が開催されています。
淺井裕介さんは、土や埃・道路の白線など身近な素材を用いてさまざまな場所で絵画制作をしている作家です。
現地の土を採取し直接壁などに描く「泥絵」、
マスキングテープで制作した植物や動物の形の上にペンで描く植物画「マスキングプラント」などの制作を
長年続けられています。
今回の展示では新たな挑戦として、
「泥絵」と「マスキングプラント」が融合した巨大な造形が生まれました。
箱根名所で土の採取を行い、
作家やアシスタントをはじめ多くの方の協力で完成した
高さ5m・幅約16m・奥行き約17mに及ぶ大作「土の旅」です。
巨木の根を思わせる支持体に、さまざなま動植物が描かれたこの作品は、
空間で生き物たちがうごめいてエネルギーを放出しているように見えます。
期間中の9月19日(土)、12月19日(土)、2016年2月28日(日)の3日間、
美術館の本館ギャラリーでは、関連イベント「火で見る日」が開催されます。
キャンドル150~200個を床に置き、そのあかりで「土の旅」を鑑賞します。
写真は、1回目の9月19日のもの。
「洞窟壁画を思わせる雰囲気のある作品ですので、ロウソクの火(炎)との相性は抜群です」
と美術館の方がおっしゃっていました。
生火で作品を鑑賞できる、貴重な機会です。
是非足を運んで、作品の世界を堪能してください。
展覧会名:淺井裕介 ー 絵の種 土の旅
会期:2015年9月19日(土)~2016年2月28日(日)
場所:彫刻の森美術館 本館ギャラリー
開館時間:9:00~17:00(入館は閉館の30分前まで)
関連イベントタイトル:「火で見る日」
期日:9月19日(土)※終了、12月19日(土)、2016年2月28日(日)
時間:15:00~17:00
場所:彫刻の森美術館 本館ギャラリー2階
協力:ペガサスキャンドル株式会社
内容:ろうそく100~150個を床に置き、その灯りで作品を鑑賞します。
写真について
土の旅<部分> 2015年
撮影:佐藤祐介
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