ライブラリー:キャンドル卓撮影のコツ

キャンドルの写真は難しい!?キャンドル卓撮影のコツ(後編)

2012/02/27

もくじ

キャンドル卓撮影のコツ(前編)
 気をつけるポイントとは
 1.色が寒そうになってしまう/赤すぎてしまう
 2.明るすぎる、暗すぎる

キャンドル卓撮影のコツ(後編)
 3.ブレてしまう
 撮影時の注意

どうしてもキャンドル卓を上手く撮れないときの写真補正術

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<<前編からの続きです

前編では、色みと明るさ/暗さを調整する方法をお伝えしました。
後編ではキャンドル撮影最大の敵(?)、手ブレの抑え方をお伝えします。


3.ブレてしまう
ブレには、カメラを持っている手が動く手ブレと、撮られるモノや人が動く被写体ブレがあります。
食卓撮影では被写体はほぼ動かないので、手ブレ防止を考えていきます。

→三脚を使用する
1番のオススメは、三脚を使用することです。
三脚を使用すれば、以下に挙げるような設定を考えなくてもブレずに撮ることができます。
しかし、三脚がなかったり、使うのが面倒な場合があると思います。
三脚の代わりになるような、台などの安定したものがあればそれを使いましょう。
ない場合は、三脚なしでブレを防ぐ工夫をします。


→まずは姿勢に注意 (上の写真を参考)
姿勢を変えるだけでも、かなり手ブレを起こしにくくなります。
まずは左手でしっかりカメラの下の方を支えます。
左手を横から添えるだけより安定します。
一眼レフの場合は、掌でカメラ本体を下から支え、
親指と人差指・中指でレンズを支えるように挟みます。
こうするとズームも素早く行えます。

そして脇を締めて腕を体につけましょう。
脚は肩幅程度に少し開いたほうが安定します。
横に脚を開くのが気になる方は、
左足をまっすぐ前に向けて右足を1歩下げると、撮る姿も"出来る人"風に見えます。

ファインダーがあるカメラでは、できるだけファインダーを覗きましょう。
顔の一部がカメラの背面に当たるようにして、手と顔の3点でカメラを支えます。

テーブルや台や椅子などに肘をつける場所があれば、肘をついて撮影してみてください。
台がなくても、近くに壁や柱などがあれば、
手を柱や壁に沿わせるようにして手を固定するとブレにくくなります。
上の画像のように体の一部を壁などに当てるだけでも、効果があります。

シャッターを押す際に指に力を入れすぎるとカメラが動くので、優しく押しましょう。
急いでシャッターから指を離すのではなく、
シャッターが切れても少し押したままにするくらいのほうがブレにくいです。


→ISO感度を調整する

ISO感度を上げる(数値を大きくする)と、暗い場所でもシャッタースピードが速くなりブレにくくなります。
コンパクトカメラでも変更できる場合が多いです。
最も簡単な方法ですが、ISO感度は上げれば上げるほどノイズが出てきます。
撮った写真をパソコン上で確認してみて、気にならない範囲を見つけてください。
本当はできるだけ小さい数字で撮りたいところなので、
慣れてきた場合は他の方法をまず試して、その他の方法では上手くいかないときに
少しずつISOを上げてみるのがおすすめです。

上の画像では違いがわかりやすいように、ISO以外の設定を固定してISO感度だけ変えて撮りました。
ISO200でも、オートモードなどで撮影していれば
シャッタースピードが遅くなることでもっと明るい写真になると思います。
ノイズの出方はカメラによって大きく異なりますので
お持ちのカメラでご確認ください。


→絞りを開放する&シャッタースピードを調整する ※コンパクトカメラでは設定できないものもあります
一眼レフや一部のコンパクトカメラでは、P/Av/Tv/M や P/A/S/M といった撮影モードが選べます。
ビギナーの方は、まずはPモードで露出を変えてみてください。
Pモードでは、指定した明るさで撮るための設定をカメラが自己判断してくれます。
前編の2.→カメラで露出を変えてみる 参照)

しかしそれでは思ったように撮れない場合があります。
その時は、Av(絞り優先)モードか、Tv(シャッタースピード優先)モードで、好みの状態をつくっていきます。
どちらを使うかはお好みです。


・シャッタースピード優先モードで撮る場合(Tv・S・Tなど)

シャッタースピードとは、シャッターを開ける時間(光を取り入れる時間)のことです。
2秒・1秒・1/2秒・1/4秒・1/8秒・1/16秒・1/30秒・1/60秒・1/125秒・・・などと設定できます。
例えば1/60秒は「60」、1/2秒は「2」、2秒は「2"」などと表記されることが多く、
1秒以上で撮ることはあまりないので、数字が大きくなる方がシャッターが速くなると考えてください。

キャンドルの撮影だと、1/1000などでは暗すぎることが多いですが
1/4などシャッタースピードが長いと、手持ちだとブレやすくなります。
手ブレしないシャッタースピードは条件によって変わりますが、
ビギナーだと1/60や1/125くらいと言われます。
撮りながら、適度な明るさがあってブレずに撮れる数値を探ります。


・絞り優先モードで撮る場合(Av・Aなど)

絞りとは、撮影時に取り込む光の量を調整するものです。
F○○という値が小さいほうが多く光を取り込み、ブレにくくなります。

ただしレンズによってF値をどこまで小さくできるかが変わります。
一眼レフをお持ちであれば、"明るい"レンズを買うと撮りやすさが驚くほど変わります。
暗いところでも明るく撮ることができ、さらに背景がボケるので、プロっぽく撮ることができます。
キャンドル卓ではF1.8の単焦点レンズをよく使っています。

レンズを買わなくても、絞りの数値を低くすることでブレにくくなります。
ただし、F値を小さくすると、ピントの合う範囲が狭くなります。
撮影してみて、合わせたい場所にピントが合っているか確認してください。
合っていないようなら、F値を少しずつ大きくしてください。



もっと詳しく正確に知りたい方は、さまざまなサイトに説明があります。
例)Nikon デジタル一眼レフカメラの基礎知識
↑作例やアニメーションを使ってわかりやすく解説してくれています。



○撮影時の注意
火傷する・髪を焦がす・物を焦がす に注意!
撮影に夢中になっていると、周りが見えなくなって危ないことがあります。
安全に撮影できるよう、以下のことに気をつけてください。

・うっかり炎の上に乗り出してしまうと、火傷したり髪が焦げたりする恐れがあります。
・片付けの際には、消火後ロウが固まってから動かしましょう。

本来は安全のため燃焼中はキャンドルを動かさないでいただきたいのですが、
どうしても動かす必要が生じた際には以下のことにお気をつけください。
・燃焼中のキャンドルグラスなどは熱くなっていることがあります。十分ご注意ください。
・移動先に燃えやすいものがないか確認してください。
・ロウが液状になっているので、こぼれないようにお気をつけください。
・乱暴に動かすと座金などが移動し、異常燃焼の原因となります。



どうしてもうまく撮れない場合は、加工ソフトを使う手もあります。
ただし加工ソフトを使うと画像が粗くなりますので、
できるだけ撮影時の工夫で乗り切りましょう。