ライブラリー:食卓のあかりを考えよう

キャンドルの灯る食空間をつくる(おさらい編)

2011/08/31

これまでこのコーナーでは、
「シーリングライトのこと」
「キャンドルのあかりの効果のこと」
「一室多灯のこと」など、
いろいろとご紹介してまいりました。

ここでは「キャンドルの灯る食空間のつくり方」について、
もう一度順序だててご説明したいと思います。

A:まず部屋を真っ暗にすることから始めます。
 そしてテーブルにキャンドルを一つ灯してみます。
 写真をご覧いただくと、これではやはり暗すぎますね。

B:次にテーブルに複数のキャンドルを灯してみます。
 使用しているのは「ルミエラ」と「カラーキューブ(クリア)」で、
 いずれも3個ずつ置いて高低差を出し、テーブル上を立体的にしています。
 ただ明るい暗いでいうなら、多くの人が暗さを感じてしまうでしょう。
 何故なら、取り囲む暗い空間が多すぎるからです。
 それとテーブル面だけが見えますので、広がりが感じられません。
 (もちろんこの暗さが良いという方もいますので、一概には決め付けられませんが・・)

C:そんな時、背景に明るい面をつくってみます。
 向かって奥の壁に沿ったサイドボードに、キャンドルを灯してみました。
 明るさはささやかですが、Bの状態に比べちょっとした明るさで背景が生まれ、
 奥行きが感じられるようになりました。

D:そして今度は、テーブルランプを灯しています。
 バックの壁面がランプに照らされ
 明るい面が大きくなった(鉛直面照度ができた)だけでなく、
 乳白のシェードから周囲の壁やテーブルに柔らかな間接光が広がっています。
 A・Bと比較すると明らかに明るさと広がりが生まれたことがわかります。
 これが心地よい食空間のあかりのつくり方です。


E:最後はフロアランプを別の壁際に立てた状態です。
 Dよりもう少し明るくしたい方には、このように別の壁に沿わせランプを灯すと、
 柔らかな陰影と明るさと空間の広がりがほどよく、
 ゆったりとした食空間をつくることができるのです。 

 そして、「一室一灯の食空間」との違いを改めて感じていただければと思います。