ライブラリー:キャンドルQ&A

キャンドルにはどんな種類があるの?

2013/06/27

一口に「キャンドル」と言っても、様々な種類があります。
主だったものを、形状と用途によって分類しました。
 
 
A.ベーシックキャンドル(ラウンド・スクエア・コーン・ボール・テーパー・スパイラル等)

円柱・直方体・棒・球など、昔から欧米を中心に広く使われてきたシンプルな形のキャンドルです。
とりわけ円柱状(ラウンド)や棒状(テーパー)のキャンドルは、
紀元前の頃より現在に至るまで世界各国で愛用されていて、
ベーシックの王様と言えるキャンドルです。
 
主に型に流し込んで作られますが、
棒状のものは芯を溶けたローの中に繰り返しつけながら太らせてつくる方法もあります。
質感も型や製法によって異なっていて、
鏡面のような質感のものからナチュラルな風合いのものなど様々なものをつくることができます。
 
ラウンドタイプやスクエアタイプのキャンドルのように自立するものは
主に不燃性のお皿の上などに置き、
棒状など自立しないキャンドルは専用のキャンドルスタンドなどにさして使用します。
 
そもそもキャンドルは燃焼とともに形が変化していくものですが、
特にベーシックキャンドルのようにシンプルな形のものは、
灯していくうちに変化する形がその魅力とも言えます。
中でもラウンドキャンドルは炎の周辺が先に溶け、
やがて炎はキャンドルの中に落ちて灯るようになります。
時と共に周囲にできたキャンドルの壁も炎で照らされつつ溶けていき変形していきますので、
その様子を眺めるのはとても幻想的です。

  例)2・3/4"×6"ラウンドナチュレ「ボール80φ」コンテンポラリー:p

B.フローティングキャンドル

水に浮かべて使用するキャンドルです。
そもそもローは水より軽いものですので、
その性質を利用し、かつ安定して水の上で灯るように形を整えて作られたものです。
 
水に浮かべますので、安全性が高いこと・ロー垂れをあまり気にしなくていいことも長所です。
また水は光を透過しますので、ガラス製の容器で灯せば、
テーブルにうつろう影を眺めながら水面で揺らめく炎を楽しむことができます。

キャンドルを水に浮かべることができて、炎に熱がかぶらない形のガラス容器であれば、
お好きな容器で楽しむことができます。
口の広い容器を利用してお花と一緒に浮かべてもお楽しみいただけますし、
水に浮かべて灯すわけですから、夏でも涼やかさを演出することができます。

ルミエラのように、水に浮かべつつ
高い位置で棒状のキャンドルを灯すことを可能にした容器もあり、
オールマイティに使えて大変便利です。

まさに一年中様々なシーンで楽しむことができるキャンドルと言えるでしょう。
 
  例)フローティングボール特撰あかりの花めぐりフローティングスティック

C.カップキャンドル

プラスチックやアルミなどのカップに入ったキャンドルです。
アルミカップのものは一般的に「ティーライト」とも呼ばれています。
 
コンパクトで、ガラス製や陶器製など様々な器に入れてあかりを楽しむことができます。
カップごと器に入れてご使用ください。
ロー垂れせず使いやすいため、初心者にもおすすめです。
 
グラス製の器で使用する場合、アルミカップのものは光を透過せず暗くなってしまいますが、
透明のカップを使用したもの(カラームード等)なら
光が遮ぎられることなく全体に回り込みますので、
グラスの輝きと表情を十分に楽しめます。
カラームードアロマムードなど、ペガサスキャンドルの透明カップキャンドルは
難燃性のポリカーボネートを使用していて安全です。
 
  例)カラームードアロマムード虫よけティーライト

D.グラスキャンドル・缶キャンドルなど流しこみキャンドル

グラスや缶や陶器など、不燃性の器にワックスを流し込んだキャンドルです。
プレートなどを用意する必要がないため、気軽に使うことができます。
 
蓋付きのものは持ち運んでも芯が折れないため、旅行などに便利です。
 
直接ワックスを流し込んだグラスキャンドルは、グラスごと使いきります。
 
  例)プレミアムグラスキャンドルトラベルキャンドル「ジャパネスク」

E.モチーフキャンドル

ハート・花・動物・食べ物などの形をしたキャンドルです。
主に不燃性のプレートの上で灯しますが、
インテリアの一部や記念品として飾って楽しむ場合が多いです。
ロー垂れしやすいものも多いので、注意が必要です。
 
  例)ケーキキャンドル「ハッピーバースデー」似顔絵キャンドル



F.和ろうそく

和ろうそくは、和紙やイグサから作った芯(灯心)の周りに、
はぜ・漆の実から精製した蝋を繰り返しかけながら、形作られています。
型に流して作られるものもあります。
綿糸でできた通常のキャンドルと比較して、炎がとても大きくその存在感が魅力の一つです。
ただ燃焼が進んでも芯が残るため、使用しながら専用の芯切り鋏などで芯を一定の
長さに切りそろえる必要があります。

そもそも中国から由来したものですが、
室町時代後期に日本で独自に作られるようになりました。
江戸時代になると生産も多くなりましたが、
基本的に高価であり職人一人分の日当に相当していたようです。
従って庶民のあいだで普及することは少なく、武家や寺社仏閣での使用がもっぱらでした。
 
現代では茶の湯のなど和の空間のあかり演出や、
インテリアを楽しむためなど個人の間でも使用されています。




 
その他の分類方法
 
・アロマキャンドル/無香料のキャンドル
形状にかかわらず、原料に香料の入ったキャンドルをアロマキャンドルと呼びます。
香りでリラックスしたいときに人気です。
 
・原料の違い
キャンドルの原料にも様々なものがあります。
現在最も多く使われているのは、石油から精製される「パラフィンワックス」です。
最も古い歴史を持つのは「蜜蝋」で、ミツバチの巣から取れます。
その他、和ろうそくに使われる木蝋、
ベジタブルオイルを加工したパーム(ヤシ)ワックス・ソイ(大豆)ワックス・ライスワックスなどが
キャンドルの原料として使われています。